概要

1996年 2 月、OSHA は、そのコンプライアンス担当官に対して、職業上の結核予防対策に関する新たな実施方針を発表しし、旧規定 (30CFR11) の HEPA フィルターマスクまたは、N95 などの新規定の微粒子マスクのいずれでも使用できるようにしました。

CDC (米国疾病管理予防センター) は、結核感染予防のためのマスクに対し、最小限の許容条件を以下のように設定しました。

1. 非荷電状態で 95％より高い捕集効率で、1 分間に 50 L の流速で検査された場合に 1 µm の大きさの微粒子を取り除く能力。
2. 信頼のおける方法による品質およびクアンティタティブテストで顔面密閉の漏れが 10％未満となる能力。
3. 医療従事者により異なる顔面の特徴にフィットする能力。通常これは少なくとも 3 種類のサイズのマスクを作ることにより達成される。
4. OSHA 基準と業界の優れた衛生慣習にのっとり、医療従事者がマスクを装着する度に面体フィットテストを行える能力。

これらの要件に基き、OSHA は、最低限許容できる呼吸保護の条件は、N、R、P95 の新規定のマスクにより満たされるとしています。また、OSHA は、工場等が使い捨てマスクを使用することにした場合、マスクの構造上および機能上の性能が維持され、フィルター資材が物理的に損傷したり汚れていないならば、マスクを再使用することを認めています。

Moldex^® による解決方法

この情報に基き、Moldex^® N、R、P クラスフィルター微粒子マスクを使用することは条件を満たします。 着用者は、マスク、吸収缶、フィルター、フィルター面体のそれぞれをどのくらいの期間使用することができるかに関するガイドラインについて、感染管理部に相談するようにしてください。

影響受ける業種

• 外来治療施設、矯正施設、緊急医療サービス、医療施設、
• 病院、老人長期医療施設、矯正施設の医療病棟、医院、歯科医院

参考資料

OSHA 公式指令： 公式指令： CPL 02-00-106 - CPL 2.106 - 職業上の結核感染予防の実施手順と日程計画：
https://www.osha.gov/pls/oshaweb/owadisp.show_document?p_table=DIRECTIVES&p_id=1586

OSHA 安全・衛生トピック：
https://www.osha.gov/SLTC/tuberculosis/index.html#hot_topics

医療施設におけるマイコバクテリウム結核感染予防のための CDC ガイドライン、1994 年、MMWR 1994 年 10 月 26 日 Vol. 43, No. RR-13.
https://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/00035909.htm

CDC:
https://www.cdc.gov/tb/default.htm

Moldex^® マスク：
Moldex^® 使い捨てマスク

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