品質対クアンティタティブ

品質フィットテストは、テストに使用される物質に対する従業員の反応により合格／不合格の判定をするテストです。OSHA の手順では、これら物質には、サッカリン、イソアミルアセテート (バナナ油)、ビトレックス、刺激煙が含まれます。

サッカリンまたはビトレックステストについては、担当者はマスクを着用している対象者にテスト用エアロゾルを使って様々な検査を行ないます。対象者は、マスクとフィットテスト用のフードを装着します。対象者が指定された動きを行っている時に、テスト用エアロゾル (サッカリンまたはビトレックス) をフード内に噴射します。対象者がテスト用の物質の味を感じるならば、マスクはテストに不合格となり、他のマスクをテストする必要があります。テストを実施する前に、担当者は、対象者がテスト用の物質を感知する可能性があるか判断する必要があります。対象者がテスト用の物質を感知できないならば、感知される可能性のある他の物質を使用しなければなりません。フィットテストに要する時間は、約 15～20 分です。

クアンティタティブフィットテストは、マスク内に漏れる量を数字で測定することによりマスクの適切なフィットを測定するテストです。OSHA の手順には、PortaCount、CNC、CNP テストいずれかの使用が含まれます。

PortaCount は、環境大気中の微細な埃の微粒子の濃度を測定し、次にマスク内に漏れて入り込むその埃の微粒子の濃度を測定することでテストを行います。これら 2 つの濃度の割合はフィット要因と呼ばれます。フィルターは、基本的に全ての微粒子を捕集するため、マスクの中に入り込むものは全てフェイスシールを通して入ってくることになります。クアンティタティブフィットテストは、個人の臭覚、味覚、刺激科学物質に対する敏感さに影響を受けることはありません。